活動内容

観測レベルの向上のため、昨年度は様々な手段を用いて試行錯誤して来ました.
主として目的は、NMS(日本流星研究会)への観測報告と自己解析.しかし、一人前に一般的に考察できるほどの能力が備わっているとは思えません.以下の呼び名は明治流です.

眼視観測 個人計数観測 記録者1人に対し、観測者数人(2〜5人)が観測するタイプ.記録者が付くため、観測者が観測に専念できるというメリットを持つ.観測者は基本的に天頂を見る.
デメリットは、流星が大量に飛んだ場合、記録者がテンパること.一度に何人も報告されたりなどでスムースな報告が出来ず、同時に似たような流星が飛んだ場合など信憑性に欠ける部分が出てくること.
タイムキーパーが記録者1人で良いことから、我が部では主にこの方法を取ることが多い.
完全個人計数観測 個人計数の本来のパターン.一人で記録、タイムキーパーなど全てをこなす.記録はロール紙を使用し、手探りで記録する『探り書き』.これが熟練を要する.
時間は腕時計で計測、出現して時計を見ている間にも流星が出ているかも知れないという面では不利.
基本的には1人で全てこなせるが厳寒の地では辛い・・.
団体計数観測 数 年前まで使用していた方法.東西南北に一人ずつ観測者を置き、全天をカバーするという方法.カバー範囲が広いため、人数が多い場合、計算式で流星数をはじ き出すより、信憑性が高い.しかし、我が国で東西南北が開けた場所は少ない.観測としての楽しみもあり再び見直す動きもある.
個人計数観測・録音 完全個人・個人計数で紙面記録はせずに音声をテレコに録音して事後解析するパターン.観測時の負担は減り楽.5〜10分おきに時間を吹き込んでおけば、時間精度問題もない.
事後解析に念仏のような報告をひたすら時間分聞かなくてはならないの欠点?
眼視観測で紙面記録ではとても間に合わない場合、この方法を用いると良い.
ビデオ観測 WATEC 高感度WATEC社製のCCDビデオカメラ使用してDVテープで観測記録する.肉眼より最微等級は落ち、視野もかなり狭いが何度も巻き戻し確認が出来るため流星補足率はかなり上がる.数の多い流星群はうってつけ.
現地ではビデオを回しているだけで楽だが、事後の解析はビデオ記録時間の倍以上時間を要し、かなり疲れる.
木下(クラスター)現象のような現象はコレでない限り計測不能.
機材はないので現在ひたすら他人(OB)の撮ったDVを解析している.お陰で精度が上がった?との話も.
カメラ観測 流星痕撮影 有痕率の高いしし座流星群で高まった観測法.流星痕(永続痕)を撮影し、その構造を分析する.高感度フィルムと明るいレンズがある現在ならでは研究分野.駆け出しで、まだ未解決部分が多い.
興味ある人は、流星痕同時観測キャンペーンに応募!
以上、私的お知らせでした(^v^)

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